きれいごとが世界をきれいにすると信じている

実は私たちシャボン玉石けんは、昔から無添加石けんにこだわっていたわけではありません。高度経済成長期には石油を使った合成洗剤をどんどん作り、売り上げを伸ばしていました。だけどある日、天然の油脂から作られた無添加石けんは、肌や環境にやさしいと気づいてしまったのです。その後、合成洗剤と決別し、無添加石けんの製造・販売に切り替えました。売り上げは落ち込み、結果的に17年間赤字を出し続けることになりましたが、そのときの決断に後悔はありません。無添加石けんで、健康な体ときれいな水を守る。きれいごとに聞こえますか?でも私たちは知っています。理想論だって本気で取り組めば現実になることを。いつか、肌や環境へのやさしさを考え、無添加石けんを使うことが当たり前になる世界をめざして。今年創業110周年を迎えるシャボン玉石けんは、ものづくりを通してこれからもきれいごとを続けます。

2020年 2月 シャボン玉石けん株式会社
代表取締役社長 森田隼人

【創業110周年】代表取締役社長・森田より皆さまへ

シャボン玉石けんの歴史

1910年(明治43)2月
現福岡県北九州市若松区で「森田範次郎商店」創業
1964年(昭和39)3月
森田光德前会長が、当時の森田商店社長に就任。主力商品は、合成洗剤だった
1971年(昭和46)3月
国鉄(現JR)から無添加石けんの注文が舞い込み試作
1971年(昭和46)4月
当時の日本工業規格(JIS)を上回る「石けん分96%、水分5%」の無添加石けんが誕生。自宅で使うと、長年悩んできた湿疹が治る
1974年(昭和49)8月
「身体に悪いとわかった商品を売るわけにはいかない」と一大決心し、無添加石けんの製造、発売に切り替える。売上は今までの約1%に激減し、半数以上の社員をも失った
1975年(昭和50)4月
シンボルマークである「シャボンちゃん」誕生
1991年(平成3)3月
「自然流せっけん読本」を出版。低迷を続けてきたが、大きな転機となる
1991年(平成3)12月
商品1割引購入の会員制度「シャボン玉友の会」を設立
2007年(平成19)10月
長年の研究が実り、一般建物用消火剤「ミラクルフォーム」本格販売開始
2009年(平成21)12月
感染症対策研究センター設立
2010年(平成22)2月
創業100周年を迎える
2011年(平成23)4月
石けんリサーチセンター設立
2014年(平成26)8月
無添加石けんの製造・販売へ切り替えて40周年を迎える
2020年(令和2)2月
創業110周年

私たちがこだわる無添加とは

最近、「無添加」をうたう化粧品や洗顔料が増えてきています。合成界面活性剤などが入っていても香料や着色料など、
何か添加物が1種類入っていないだけで「無添加」とうたっているものも多く存在します。
はたしてそれは消費者が思っている「無添加」なのでしょうか?
シャボン玉石けんの「無添加」とは、成分は石けん成分のみのものです。
そしてその石けん成分も、肌への優しさを考えケン化法というこだわりの製法で作っているのです。

お肌にやさしい石けんを生むケン化法

シャボン玉の無添加石けんは、酸化防止剤・着色料・香料・合成界面活性剤を使用していません。
昔ながらの釜炊き製法・ケン化法で作ったシャボン玉石けんの無添加石けんには、油脂に含まれていた保湿成分が数%残っているので、洗い上がりがしっとりして、ツッパリ感が少ないのが特徴です。
天然の保湿成分目でく、音やにおい、味や手ざわりを確認しながら五感をフルに働かせて、石けんの微妙な変化を調整していきます。 こうして、時間をかけて仕上げることにより、肌にやさしい保湿成分を含んだ石けんとなるのです。を含んだお肌にやさしい石けんで、お子様やお年寄り、お肌の敏感な方にもお使いいただくことができます。

ケン化法って?
(固形石けん、粉石けんの場合)

  • 目で見るだけでなく、音やにおい、味や手ざわりを確認しながら五感をフルに働かせて、石けんの微妙な変化を調整していきます。 こうして、時間をかけて仕上げることにより、肌にやさしい保湿成分を含んだ石けんとなるのです。

シャボン玉石けんの商品たち

  • 知ってほしい「香害」

  • シャボン玉グループのSDGs宣言